HMDによる頭部動揺と重心動揺の相関について
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概要
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難聴や平衡障害などの診断法として重心動揺が計測されている。田口は頭部動揺と重心動揺との間に一定の協調と干渉があるとして,動揺成分別の相互相関図を求めている。筆者らは人工現実感(以下VR)の研究から,頭部搭載型の視覚ディスプレイ(HMD)を利用して,仮想世界の映像の揺れと頭部および重心の動揺の3種類の揺れについて時間軸を揃えて計測すれば,相互相関がより詳細に調べられると推察した。今回は,映像の揺れは単一方向とし,その周期を変えた場合について計測したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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