B-6-38 低ビットレート音声パケット多重化方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
AALタイプ2(AAL2)は、複数チャネルの無音圧縮した音声データを1つのVCコネクションに多重することにより、低遅延かつ高効率な伝送が可能である。しかしながら、各チャネルの音声が有音状態であるか無音状態であるかは統計的要因に左右されるため、無音圧縮を用いた場合、各チャネルからのパケット出力にばらつきが生じる。これに伴い、セル生成数が時間的に変動するため、伝送路に出力する際に遅延揺らぎが発生する。このように、多重効率と各チャネルの圧縮音声パケットの遅延揺らぎはトレードオフの関係にある。そこで、本稿では、多重効率を上げても、圧縮音声パケットの遅延揺らぎを抑える圧縮音声パケット多重化方式を提案する。また、遅延揺らぎを抑制することで、受信側の揺らぎ吸収バッファを削減する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08