周波数領域波形及び時間領域波形によるイミュニティ評価
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概要
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通信線, 電源線経由の妨害波による通信装置の誤動作を防ぐために, 伝導イミュニティ試験が行なわれる. 現在, IEC等の国際機関では伝導イミュニティ試験は150kHz〜80MHzの周波数について勧告が行なわれており, 150kHz以下の低周波数の妨害波に対するイミュニティ試験法についても検討されている^<(1)>. しかし, IECでは150kHz以下の場合, 無変調の正弦波を印加する方法(周波数領域の試験法)を議論しており, この波形は実際の妨害波波形(時間領域波形)とは異なるので, その相開性については検討を行う必要がある. 本報告では, 15Hz〜150kHzで使用可能なAC電源線用結合減結合回路(Coupling Decoupling Network:CDN)^<(2)>を使用して, 周波数領域の試験を行っだ場合と時間領域波形を印加した場合の相開性について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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