W-CDMA上りリンクにおける判定帰還型チャネル推定を用いるパラレル型コヒーレントマルチステージ干渉キャンセラの屋外実験結果
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概要
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本稿では, W-CDMA上りリンクにおける判定帰還型チャネル推定を用いるパラレル型コヒーレントマルチステージ干渉キャンセラ(COMSIC:Coherent Multistage Interference Canceller)の屋外実験結果について報告する.実験結果より, 高送信電力の高速レートユーザが低速レートユーザと共に平均時速約30km/hで移動する環境においては, 低速ユーザが受ける干渉はフェージングに起因して大きく変動するために, 高速TPCのSIR測定の平均化時間を約20msecにしたときにCOMSIC出力のブロック誤り率(BLER)を最も改善できることを示した.さらに, 最適化したSIR平均化時間を用いた高速TPCを行った場合に, 判定帰還型チャネル推定を用いるパラレル型COMSICは, 希望波ユーザの干渉波ユーザに対する目標E_b/I_0の比がΔE_b/I_0=-6dBのとき, 平均BLER=10^<-2>を満たす移動局の平均送信電力をマッチトフィルタベースのRake受信に比較して約2dB低減でき, 高速レートユーザからの干渉抑圧に効果的であることを示した.
- 2001-10-13
論文 | ランダム
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