移動通信基地局デュアルビームアンテナの低サイドローブ化
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概要
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セルラー移動通信では無線ゾーンの小ゾーン化、次期IMT-2000に向けての無線局確保等により都市部における基地局アンテナの設置場所(空間)の獲得は困難を極めている.無線基地局では多くのアンテナが搭載されるため小型化(細く)の要求がある.実効的にアンテナを細くまたは搭載数の削減を図ることができるマルチビーム化またはデュアルビーム化は有効な手段である.ここでは, 6セクタ無線ゾーン用アンテナにおいてデュアルビーム化した場合に問題となるサイドローブレベルの抑圧について検討している.アンテナ構成は2つのダイポールアンテナをハイブリッド回路で合成し, 背面に反射器を取り付けたもので, 反射器の構造を種々変化させサイドローブ抑圧に対する効果を検証し, 2重配置の半円筒型反射器が最も優れていることを明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-07-20
著者
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