近似B-spline曲線を用いたアウトライン推定によるリアルタイム高解像度化
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概要
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近年情報通信の発達により、異なる解像度の画像入出力デバイス間でデータを交換するケースが増えており、画像の解像度変換が頻繁に行われている。FAX画像のような低解像度の2値ビットマップ画像を高解像度に変換する方法として、単純水増し法、テンプレートパターンマッチング法が広く用いられている。前者は低解像度のビットマップ画像特有の斜線部のギザギザノイズがそのまま拡大され、画質が良くない。後者は、注目画素を中心とするパターンマッチングで入力パターンを把握し、それに応じた高解像度画素情報を出力する方法で、小さい回路規模で斜線部のギザギザを減らして高解像度化する方法として有効であるが、解像度変換倍率がテンプレートで決まるため固定されている。そのため任意解像度の入力画像への対応が難しい。一方ビットマップ画像をアウトライン化する方法が一般的に用いられている。アウトライン化後は任意の解像度のビットマップに変換が容易であるが、従来アウトライン化技術は計算が複雑で多くの処理時間を必要としていた。今回低解像度2値ビットマップ画像を簡単な計算で精度良くアウトライン化し、任意の解像度画像を短時間及び小規模な回路で高解像度化する方法を考案したので報告する。
- 1997-03-06
著者
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