OFDMのパケット同期用繰り返し信号を用いた希望波到来方向推定法の提案
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概要
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本報告では、バースト的に発生するOFDMパケット信号に追従する高速な追尾を実現するために、アレーアンテナを用いた希望波到来方向推定法を提案し、4素子リニアアレーアンテナを例にとり、基本特性を計算機シミュレーションにより明らかにした。従来のMUSICは到来波すべての到来方向を推定できるが、その中で希望波を特定することはできなかった。提案方法は、OFDM信号フォーマットに埋め込まれているパケット同期用信号(スタートシンボル)の繰り返し部分に注目し、その相互行列を用いることにより不要波成分を抑圧して希望波の到来方向を抽出する。提案方法を用いて基地局アンテナのビーム方向を制御して端末局の方向に得られる平均利得で評価した場合、受信電力最大方向制御より最大9dBすぐれた特性を得られることを確認した。
- 1999-05-14
著者
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