ミリ波パーソナル衛星通信用オンボードプロセッサ
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概要
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SCRでは、将来望まれる衛星通信システムの1つとして、静止プラットフォーム型衛星を利用したミリ波パーソナル衛星通信を提案してきた。システム実現のためにはユーザ地球局の小型化、利用化コストの低減及び収容ユーザ数の増大が要求される。ベースバンド交換を伴うオンボードプロセッサはこうした要求に応えるものである。本稿では、システム実現にあたって最適なオンボードプロセッサ構成を提案する。提案するオンボードプロセッサは、多重度100チャネル以上のFDM信号を扱う分波復調部、3000x3000のスイッチング容量を有するスイッチ部、150呼, 秒の呼処理容量を有するスイッチ制御部等から構成される。概念検証のため試作モデルを開発し、その結果、ミリ波パーソナル衛星通信用オンボードプロセッサ実用化への見通しを得た。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-22
著者
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