2系統の基地局の指向性をアダプティブ制御した高所設置用基地局構成法
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概要
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高所設置基地局はTDMAを用いたマイクロセルシステムの通話チャネル増大及びゾーン拡大に有効であるが、クラスタサイズが大きくなることにより隣接基地局からの干渉が多くなるため、基地局立ち上げのための空きスロットを確保できなくなる. 一方, 干渉低減技術としてアダプティブアレーが提案されているが、干渉波に形成されたヌル方向はゾーン外となるという問題がある. 本報告では基地局を2系統用い, 各基地局の指向性にアダプティブ制御を適用することで隣接基地局からの干渉波を低減し, 端末にはオムニゾーンを形成するTDMA自立分散制御用の基地局構成を提案した. 計算機シミュレーションにより, 提案構成のゾーン長がオムニアンテナの約1.4倍, セクタアンテナの約1.3倍となることを明らかにした.
- 1997-12-18
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