データフロー型ビジュアルプログラミング言語における実行回数解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、エンドユーザによるアプリケーションの開発、実行、改良を可能にするソフトウェア開発環境としてデータフロー型計算の考え方に基づくビジュアルプログラミングシステム(以下VPS)の開発を行っている。このVPSは、データベースアプリケーションのマクロ実行を目的としており、通常のVPSよりも高機能な部品オブジェクトを扱うものである。高機能なオブジェクト間で交換されるデータの型や、フロー上のデータの流れは一般に複雑になりやすいので、実際にフローを実行する前に自動的にチェックを行う機能が望まれる。VPSに将来、新しい部品が次々に追加される場合を考えると、このチェックアルゴリズムには高い拡張性が要求される。本研究ではチェックアルゴリズムを、あらかじめ相手の振る舞いを知らない部品オブジェクトどうしが情報交換し、フロー全体としての振る舞いを自己診断する処理と考えることで、高い拡張性の実現を目指している。本報告では、具体的問題として、無限ループやデータの流れない部分をチェックする機能(実行回数解析)をとりあげ、その実現方法を紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
満永 豊
NTTアクセスサービスシステム研究所
-
加藤 康之
株式会社サイバー・ラボ
-
増田 健
神戸大学工学部 情報知能工学科
-
増田 健
NTT アクセス網研究所
-
加藤 康之
NTT アクセス網研究所
-
満永 豊
NTT アクセス網研究所
関連論文
- 個人進度別教育支援システム(MESIA)における行き詰まり生徒の支援機能とその効果
- 個人進度別教育支援システムMESIA
- ET2000-30 学習者の知識および知的能力に応じたCAIの教授戦略 : テストの出題戦略を中心として
- 保守波長での損失測定結果に基づく通信波長での光線路の損失推定
- 光ファイバ融着接続部の静疲労破断に起因する光回線故障の予防保全
- 光線路の予防保全技術に関する一検討
- 赤外線撮像装置を用いたケ-ブル内浸水検知法
- D-14-7 AdaBoostと音声・唇GMMによる発話区間検出(D-14.音声・聴覚,一般講演)
- データ可視化ツールにおける表示パターンカスタマイズフレームワーク
- 多目的地図表示アプレットのWWWページへの組み込みの一手法
- データフロー型ビジュアルプログラミング言語における実行回数解析
- データの構造化を考慮したビジュアルプログラミングシステム
- 医療情報フレームワーク
- D-6-20 単機能プロキシの多段構成によるプロキシシステムの構築
- 分散エージェントを利用したソフトウェア構築手法の提案 : データベースアプリケーション構築への適用
- WWWサーバのグループ化による分散型情報検索
- プロキシによる WWW ブラウザの機能拡張
- 複数移動エージェントの通信管理方式の提案
- 動的分散アプリケーションを構成するエージェントの実装
- 分散ソフトウェア開発環境への適用を考慮した分散オブジェクト技術 ( インターネットによるソフトウェア開発環境および一般)
- 広域ネットワークを考慮した分散オブジエクト環境の提案
- 開放型ソフトウェア開発環境を用いたアクセス系OpSの構築
- マルチエージェントを用いたソフトウェア構築技術に関する研究
- ユーザの思考時間に着目した習熟度指数の提案
- オブジェクト指向による開放型データベースアプリケーション構築支援システムの実現
- 習熟のモデルと思考時間に着目した習熟度指数の考察
- 部品オブジェクト簡易試験環境の実現
- グループオブジェクト作成・利用・試験支援環境の実現
- アクセス系における統合化設備DBとOps開発環境
- ユーザ適応型インタフェースのための動的熟練度判定方法の一般性の検討
- 屋外電話回線故障位置推定エキスパートシステム
- グループ企業探訪(第125回)株式会社サイバー・ラボ 時代が求めるフレームワークを提供し続けるソフトウェア・クリエイタ集団
- PHS位置情報サービスシステム : POINTER
- カスタムクラスビルダによるフルカスタマイズ型データベースアプリケーションの構築
- 視覚的化したシナリオに基づく大規模データベースアプリケーションの構築