可変直交ビーム形成によるCMAアダプティブアレーのシストリック構成
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概要
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CMAアダプティブアレーは, 移動通信などの多重波環境において, 遅延波だけではなく別波源からの電波に対しても優れた抑圧能力を有することが報告されている. 一方, 最近では, 電波環境に適応して効率良くウエイトの制御ができるビームスペース方式アダプティブアレーの研究が盛んに行われている. 中でも固有ビームスペース方式は優れた収束特性を示している. しかし, その検討ではビーム形成のための演算量や演算時間などは考慮されていない. そこで, 本研究ではビーム形成のネットワークをシストリックアレーにより構成し, 更にCMAアダプティブアレー自身もシストリック構成した. 計算機シミュレーションにより, 提案した種々の可変直交ビーム形成によるCMAアダプティブアレーの干渉波抑圧特性と収束特性について比較検討を行い, その長所・短所を明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-10-16
著者
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