ハレンの方程式の回路理論的解法により求めた細い線状アンテナの放射インピーダンス
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概要
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いわゆるハレンの方程式において直線状アンテナ上の電流によるベクトルポテンシャルの定義域をグリーンの定理により無限遠まで延長し,4個の境界条件を通常の回路理論と同じように満足させる.ベクトルポテンシャルが主役を演じ,それから得られた電流密度によって電流も求められる.電流に関する境界条件は端面縁の直ぐ外側の電流密度の消失とする.このときの解の方が比較的新しいモメント法による解に以前に得られた解に比較して近いといえる.なお、厚みが無限小で、両端で電流が消失する筒状型の電流分布は正弦波に限られるべきであることの根拠が示される.
- 2004-06-10