忘れ上手な分散型画像データベースの3次元ブラウザ
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概要
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インターネットの様なマルチメディアシステム内には大小のデータベースが分散して存在し、これらが互いにネットワークによって接続されているが、情報を不必要に永く蓄積したり、徒にネットワーク内を行き来しない様にすることが,システム全体を効率的に構築する上で重要となる。報告者等は従来方式とは抜本的に異なり、人の記憶モデルに倣って忘却・想起を繰り返す新しい情報の書き換え方式を提案し、これを用いた分散型データベースシステム"忘れ上手な画像データベース"の基礎的な検討を行ってきた。これは、センターマシン処理の負担軽減を目的に設けられたサブデータベースの蓄積容量を有効に活用するため,画像を階層的に符号化しておき,ユーザアクセスから一定時間が経過するごとに、記憶しておく画像の解像度が減少して行き(忘却),再び検索される不足分をセンターの画像データベースから補給して高精細に復旧する(想起)機構を人の記憶に準じて設計したものである。本報告では、分散データベースの2次元静止画像を、その情報量に基づいて3次元空間に投影してユーザの直感的理解を助ける画像提示方式を提案する。
- 1996-03-11
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