領域分割符号化における領域境界の表現法に関する一検討
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概要
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物体の形状に合わせて領域を分割し、符号化を行う領域分割符号化の検討が多くなされている。従来は、画素ごとに属する領域を示す「二値分割」により領域形状を表していた。しかし、領域境界はフィルタやカメラの蓄積効果等により輝度値がなだらかに変化しているため、符号量が増大したり、再生画の輪郭部が不自然になる問題が生じる。一方、領域境界部にオーバーラップを持たせ、適当な加重平均にて再生画像を合成する「多値分割」[3]では、こうした問題は少ない。本発表では、多値分割にて領域を表現する時の、加重比の値(合成関数)、精度等に関して検討を行う。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11