学習情報データベースにおけるシミュレーション教材のクラスライブラリについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータを利用した学習において、最も有効な特徴は対話性であり、その特徴をいかす形態のひとつにシミュレーション教材があげられる。入力するパラメータの値を変えて試行を繰り返すことにより、学習者は、内在する因果関係や規則を学ぶことができる。本研究所では、学習教材をデータベースに格納し、広域ネットワークを通じて提供することで、多数の学習者が個別的な学習を行うことのできるシステムの構築を目指している。学習教材は、テキストや画像、音声などから構成されるが、それらのマルチメディアデータの管理には、高いモデリング能力を持ったオブジェクト指向データベース(ODB)が適している。筆者らは、数値、テキスト画像等の教材を、複合オブジェクトとして表す教材クラスライブラリを作成し、学習情報データベースを構築した。本研究では、シミュレーション教材をモデリングし、前述のクラスライブラリとして統合管理する方式を検討し、プロトタイプデータベースを構築したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
渡部 重十
北海道大学大学院理学院宇宙理学専攻
-
渡部 重十
東北大学理学部
-
加藤 浩文
学習情報通信システム研究所
-
渡部 重十
北大・理
-
佐々木 敦司
学習情報通信システム研究所
-
山北 隆典
学習情報通信システム研究所
-
渡部 重十
東北大学 理学部 宇宙地球物理学科
関連論文
- 広帯域ネットワークを基盤とした大学と公開天文台との連携
- 動画と音声を用いた研究公開/教育システムの構築
- 火星気候変動 : CO_2極冠と大気の質量交換
- 火星大気大循環の計算機シミュレーション : 子午面循環における地形の影響
- オゾン層の破壊に関する教材の開発 -オブジェクト指向モデルによるアプローチ-
- 学習情報データベースにおけるシミュレーション教材のクラスライブラリについて
- 高度約600kmにおけるプラズマバブル近辺の電子温度について
- マルチメディア学習教材のオブジェクトによる関連表現
- 最近の南極オゾンホールの発達とプラネタリー波との関係
- 環境教育におけるマルチメディア教材管理
- 画像診断学習情報データベースにおける教材オブジェクトの管理と利用
- 画像診断学習情報データベースにおける教材のモデリング
- CAI教材データベースにおけるHTML文書の統合管理
- ハイパーメディア型CAI教材データベースのモデルとアーキテクチャ
- ハイパーメディア型CAI教材データベースのモデルとアーキテクチャ
- ヘリシティと乱流ダイナモ (総特集 地球の活動と電磁気現象--行武毅教授退官記念号) -- (3章 地球磁場の成因と永年変化)
- 1994年10月にみられる中規模波動と南極オゾンホールとの関係
- TOMSデータとポテンシャル渦度解析から得られた1994年10月の南極オゾンホールと力学場について
- P102 火星大気の安定性 : CO_2極冠との質量交換(ポスターセッション口頭1)
- P411 火星古環境下における極冠の形成(セッション4-A(ポスター))
- 2p-K-6 地球環境学習システムにおけるシミュレーションの扱い(2pK 物理教育,物理教育)