心筋SPECTにおける定量的画像再構成
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概要
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SPECT(Single Photon Emission CT)とは、人体内のある特定の臓器に放射性同位元素を投与し、そこより発生する光子を検出器を用いて360゜方向で測定し、断層面として画像再構成する方法である。被検体内の線源より放射される光子は検出器で検出されるまでに被検体内で原子と様々な相互作用を起こし散乱する。SPECTの画像再構成においてこの散乱光子の検出が画像にぼけを発生させる。そのため、検出される光子が相互作用を起こして散乱しているのかどうかを知る必要があり、本研究ではモンテカルロシミュレーションを用いて、光子の1つ1つを追跡し非散乱光子と散乱光子の割合を調べる。なお、本研究では心筋硬塞などの診断が行われている心筋SPECTにおける散乱を調べるために、その散乱線量を人体胸部に近いモデルから推定した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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