FPGAを用いたVLSI設計教育の例
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概要
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大学や高専における電子・情報工学分野の学生実験テーマとして,システム指向のVLSI設計教育が注目されている.電子・情報工学分野に限らないが,現在のハードウェア教育では各々の要素技術に関する実験結果の解析を行うアナリシス型の実験が主流を占めており、それらの要素を応用・統合化して一つのまとまった「もの(システム)」として作り上げるようなシンセシス型の実験は少ない.各々の要素技術が高度化し費用がかさむという事情もあるが,やはりハードウェア教育においてはバーチャルではなく,実際に「もの」作りの感動を体験できるようなシンセシス型の実験が必要である.電子・情報工学分野におけるシンセシス型実験としては,例えばLSIを利用したマイクロプロセッサの開発などが候補にあがる.マイクロプロセッサはディジタル回路の基本的要素をすべて含み,関連する基礎科目も多くさらに設計の際に各自のアイディアを盛り込むこともできるので学生実験における恰好の題材である.本稿では,我が国のVLSI試作サービス機構の実現を念頭においてVLSIシステム設計教育に関する基礎データの蓄積・共有化を目的とし, FPGA(Field Programmable Gate Array)を利用して開発した教育用マイクロプロセッサとその教育事例を紹介する.
- 1996-03-11
論文 | ランダム
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