T型ラジアルライン無反射終端器の実験的検討
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概要
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ラジアルラインは、同軸線路や導波管と比較して導波路が平板であるので導体損が少なく、TEM波を伝送することができる。したがって、広帯域で小型に構成でき、寄生姿態が起こりにくい特徴を有する。ラジアルラインの有用性に着目して近年研究開発が進んでいるものに、衛星放送受信用平面アンテナのラジアルラインスロットアンテナがある。ラジアルラインの有用性を伝送線路フィルタに適用すれば、フィルタの線路長を極端に短くできる。又、高誘電率の誘電体を使用すればキャパシタンスの値を桁違いに大きくすることが可能であるので、同じ長さに対し、遮断周波数を極端に下げることができ、同じ遮断周波数であれば長さを短くできる。また、ラジアルライン共振器を多段接続することにより、任意の帯域フィルタも実現できる。我々はラジアルライン共振器の製作、実験とともに、構造の異なる3種類のラジアルライン無反射終端器を製作し実験している。今回はT型と名づけたラジアルライン無反射終端器の実験について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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