無線パケット通信におけるブリッジ機能の提案
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概要
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近年、2.4Ghzの開放により無線LAN等の無線パケット通信が盛んになりつつある。有線LANとの接続ポイントとなる基地局(AP)と移動端末のリンク構成には図1(A)、(B)の方式がある。図1(A)は端末同志が直接リンクを結ぶ構成である。エリアの端と他端の端末が直接通信する時に大きな送信電力が必要となる。セルラーの様なシステムを仮定するとセルのくり返し距離が長くシステム容量を減少させる。図1(B)は常に基地局がパケットをブリッジするスター的構成である。端末はAPとのリンク確立ができる送信電力で十分でありシステム容量を改善するが、直接通信可能な端末にもAPで転送されるので、通信路占有時間が2倍になりシステム容量を1/2に落とす。本論文は、これら2方式の利点を適宜使い分け、システム容量に優れたプロトコルを提案し、特性について報告する。
- 1995-03-27