超音波輻射圧を用いた生体微粒子ハンドリング
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概要
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溶液中に分散する微粒子を非接触で捕獲、濃縮、配列、配向、分画することは、これらの粒子の特性を調べたり、精製を行う上で是非とも実現したい技術である。このためには、勾配力場を用いた微粒子遠隔操作技術が今後生体粒子操作技術の有力な手法の一つになってゆくと考えられる。現在、非接触型マニピュレーターとして電磁力や光輻射圧を用いた手法が研究されているが、超音波を用いてポリスチレン球などの微粒子を捕獲し、運搬したり、濃縮する技術も研究が進められつつある。我々は超音波の輻射圧によって容易に一様なmmオーダーの広い勾配力場を発生させられることに着目し、本技術の原理検討あるいは応用技術の検討を行っている。本会では、超音波輻射圧の応用の可能性と、その原理実験の結果の一部を紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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