ハフ変換を用いたカラー航空写真からの道路抽出
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概要
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本研究ではカラー航空写真からの道路抽出を行う。道路がまっすぐであると仮定すれば、道路の持つ属性は位置、幅、方向に限定され、道路を抽出するという問題は、平行な2直線を求めることに帰着する。直線のようなパラメータ集合によって記述される特徴を抽出するにはハフ変換が有効であるが、パラメータ空間が膨大になり、特に、複雑な画像に対してはパラメータ決定処理が困難になる。これとは別に、領域分割結果から色情報により道路と考えられる領域をある方向に投影することにより、形状を解析して道路を抽出することも考えられるが、領域全体を全ての方向に投影することはハフ変換の場合と同様な問題が生じる。そこで、まず横断歩道を抽出し、これを基に道路仮説をたて、この仮説が持つ情報に基づきハフ変換のパラメータ空間および、領域の投影に制約を設けて道路抽出を試みた。横断歩道は原画像の領域分割結果から「向い合った白い四角形領域のペアが2組あり、かつペア間を結んだ直線が交差している」領域の集まりを探索することにより、比較的容易に抽出できる。本稿ではハフ変換による結果と領域の投影による結果を示し、比較する。[figure]
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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