ビットマスクフィルタによる誤差拡散法の検討
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概要
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忠実な階調再現の方法として誤差拡散法がよく用いられる。誤差拡散法の問題点としてフィルタの構造に依存して現れるテクスチャが存在する。さら、誤差フィルタでは乗算による回路規模や処理速度の制限が問題となる。テクスチャ低減方法として、2値化閾値や誤差フィルタの係数のランダム化などが提案されている。しかし、これらの方法は、回路規模が増大し、処理速度が遅くなるという問題を持つ。今回は論理積から構成される誤差フィルタを用いることによりテクスチャ低減による滑らかな階調再現、フィルタ演算の簡略化、及び高速化を可能とした誤差拡散法を開発したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27