画像シフト光学系を用いた視点追従型立体プロジェクトの高性能化

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
レンチキュラ方式立体プロジェクタは、動画化,大画面化が可能なメガネ無し立体ディスプレイである。前回我々は、回転平行平板ガラスによる画像シフト光学系を用いた視点追従型立体プロジェクタを提案、試作し、良好な結果を得た。ただし、液晶パネルのブラックマトリクスの影響で、観察者の両眼の間に照度が著しく低下する領域が存在する。そのため、観察者が速く動き、観察者の視点追従に遅れが発生した場合、両眼が一時的にこの領域に位置するので画像の明るさが急激に変化し、ちらつき感を生じる。今回、この現象を防ぐために、画像を左右方向に細かく振動させる光学系を備えた視点追従型立体プロジェクタを試作した。その結果、視点追従時にも良好な画像を観察者に呈示することが可能となったので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク