圧縮動画像のデータサイズを用いたカット検出法
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概要
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一般に、動画像は、類似した画像が連続する小さな画像の単位「シーン」によって構成されている。このシーンのかわり目「カット」を検出することは、シーンの流れを変更したり、各シーンを高速に検索する等の作業を行なう場合の重要な手助けの一つである。従来、カット検出法は、非圧縮動画像を対象として開発されてきたが、現在、圧縮動画像を利用した様々なアプリケーションの開発が盛んに行なわれており、圧縮動画像を対象としたカット検出が要求されている。従来のカット検出法を用いて、圧縮動画像のカット検出を行なうことも可能だが、この方法では、圧縮動画像の伸長が必要となり、処理、時間等の無駄が発生する。又、いくつかの圧縮動画像を対象としたカット検出法も提案されているが、それらも部分的な伸長を必要とする。そこで我々は、画像伸長を必要としないカット検出法を考案し、MPEG1のビデオデータを用いて実験を行ない、その有効性を確認したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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藤本 仁
松下電器研究本部九州研究グループ
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志水 郁二
松下電器産業株式会社九州マルチメディアシステム研究所
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志水 郁二
松下電器研究本部九州研究グループ
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赤間 俊和
松下電器研究本部九州研究グループ
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畑 亮太
松下電器研究本部九州研究グループ
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