次世代ネットワークにおける信号プロトコルの検討

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概要

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近年急増しているデータ通信トラヒックに対して、既存の電話系サービスを継承しつつ、ネットワークを効率的に運用することが求められている。これを実現するために、バックボーンネットワークをパケット型統合網で構築し、制御系とベアラ転送系を分離したネットワークアーキテクチャの検討が行われている。本稿では、この統合型ネットワークに適用する呼制御信号プロトコルの適用領域を明確化し、既存サービス巻取りにはBICCが、VoIPの基本サービスの実現だけを考えるならSIP-Tが適していることを示した。また、次世代ネットワークの機能分担方式についてベアラ依存の呼制御機能を呼制御機能に配置する方式とベアラ制御機能に配置する方式との2方式を提示し、これらの分担に応じた信号フローをBICCを例に明確化を行った。さらに、これらの検討をもとに、各機能の物理的分離について検討を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-20

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