セルレベル輻輳解除方式の一検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、ATM網におけるセル輻輳回復制御を実現するための課題の一つであるセルレベル輻輳解除方式について、コンピュータシミュレーションによる過渡状態の特性評価を行っている。評価対象の解除方式は、固定値制御方式、下方収束制御方式、上方収束制御方式であり、3つの条件、1)解除検出が簡易で解除が迅速に行われること、2)規制, 解除を繰り返してもよいから呼のトラヒック特性の依存性が少ないこと、3)しかし、規制/解除の繰返しによって輻輳が助長されないこと、を考慮して評価し、下方制御方式が広い領域で安定していることを示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-01
著者
関連論文
- ベアラコネクション制御を適用したATMアクセスシステム構成法に関する検討
- ATMトラヒック制御 (ATM) -- (ATMノ-ドシステムの技術開発)
- ABRの公衆網における実現に関する検討
- ATMアクセス網とサービスノード間インタフェースに関する一検討
- セル輻輳の網内伝播に関する一検討
- セルレベル輻輳解除方式の一検討
- ATM網におけるセル流量の観測に基づくセル損率推定法
- セルフロー測定とトラヒック制御への応用
- ATM網におけるセル流量の観測に基づく適応型呼受付制御