2状態モデルで表されるバーストトラヒックのパラメータ推定法
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概要
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ATM網におけるトラヒック制御,リソース管理を適切に行なう上でセル流のトラヒック観測は重要な位置を占める。音声,画像などのマルチメディアを扱うATM網においてはセルのトラヒック特性はバースト性が強いため、トラヒック制御,リソース管理を適切に行なう上で長時間平均的のセル流の観測では十分な情報となり得ない。本論文ではバーストトラヒックとして2状態モデルで表されるものを対象としたトラヒック測定法を検討している。具体的には短時間のウィンドウ内の到着セル数の観測をもとに上記トラヒックモデルのパラメータ(各状態でのセル到着率とその継続時間)を推定する方法を提案し、パラメータ推定精度の評価を行なっている。上記パラメータの中でセル損失率を支配的に左右するものの評価を行なったのちに、提案方式の応用例としてセル損失率の推定を取り上げている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-27
著者
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