回線交換網を対象とした並列度指定型シミュレーション技法
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概要
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ネットワークシミュレーションは、回線交換網のマネジメントを支援する強力なツールとして期待されている。しかし、シミュレーションには、評価対象となる網が大規模・複雑になるに伴い評価時間が長くなるという問題点がある。そこで、並列処理を利用して高速化をはかる並列度指定型シミュレーション技法を提案している。本技法は、離散シミュレーションを構成する事象を並列化の単位とし、あらかじめ指定した数分事象を同時に処理することで高速化をはかる手法である。本稿では、本技法を用いて構築したダイナミックルーチング制御を有する回線交換網シミュレータの概要について述べる。さらに、このシミュレータを用いて本技法の高速化の効果を定量的に明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-10-01
著者
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