仮想シェーピングによるCDVトレラントなUPC方式
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概要
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将来のB-ISDNの実現に向け、ATM技術を用いたネットワーク、伝送方式、交換方式等の研究・開発が進められている。本報告では、ATM網において、セル到着にゆらぎがある場合のUPC(Usage Parameter Control)手法を明らかにする。提案は、ユーザと網がネゴシエーションしたトラヒックを、ユーザが規定通り送出しているかどうかをモニターしコントロールする、UPC方式に関する検討結果である。また、この際にユーザの送出点とUPC点の間にセルゆらぎが生じることが考えられる。本方式では、ゆらぎの10^-n>値をパラメータマッピングを用いて補正している。UPCに到着するトラヒックを仮想的にシェーピングし、ユーザが正規なトラヒックを送出しているか否かを推定する方式である。本方式は、実際にセルを蓄積しシェーピングを行なうのではないため、少ないハード量で済む。また、従来提案されているリーキバケットをベースとしたUPC方式でゆらぎを考慮する場合と比べ、高性能なUPCを実現できることを定量的に明かにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-30
著者
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