MINC : キャッシユ制御機構を持つMIN
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概要
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多段結合網(Multistage Interconnection Network: MIN)を用いたマルチプロセッサは、同時に多数のメモリモジュールをアクセスすることができ、比較的少量のハードウエアで大きな規模のシステムを実現することができる。一方で、キャッシユの一致制御を取るためのコストが大きいため、結合網中にキャッシュまたはディレクトリを置く試みが行なわれている。しかし、従来の方法では、ステージ毎にディレクトリまたはキャッシュをアクセスする必要があり、全体として必要な記憶容量と、アクセス時間の増大を招いた。そこで、ディレクトリ縮約方式を導入すると共に、エレメント内に小容量フルアソシアティプキャッシユを訊ナ無駄なパケットの増加を避ける機構を持つMINC (MIN with Cache control mechanism)を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-20
著者
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安川 英樹
慶應義塾大学 理工学部
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天野 英晴
慶広義塾大学理工学部
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塙 敏博
東京工科大学コンピュータサイエンス学部
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安川 英樹
慶広義塾大学理工学部
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舟橋 啓
慶広義塾大学理工学部
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塙 敏博
慶広義塾大学理工学部
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