可変しきい値法によるセル優先制御方式の演算量とロバストネス
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概要
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筆者が提案している可変しきい値法によるセル優先制御方式は,評価関数の期待値J(n+1)が最小となるようにしきい値を決めることにより,負荷が変動した場合でも高優先セルの平均セル廃棄率CLR_Hが要求品質QOS_Hで安定するという特徴を持つ.しかし, 1セルスロットごとにJ(n+1)の最小値を計算する必要があるため,計算量が膨大になるという欠点があった.そこで,本報告では, J (n+1)の性質からJ (n+1)が最小となるしきい値を内部状態の陽な関数として導出し,提案方式の制御アルゴリズムが,加減算2回,テーブル検索2回,ビットシフト2回,比較1回で実行できることを示す. また,提案方式はQOS_Hを保証するという意味で固定しきい値法やプッシュアウト法よりも優れていることを,解析とシミュレーシヨンにより示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-13
著者
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