TCPの輻輳制御方式の公平性と安定性に関する一検討
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概要
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TCP(Transmission Control Protocol)は現在トランスポート層の最も主要なプロトコルであり、将来にわたっても使用されることが考えられる。従ってTCPのスループット、安定性、及びコネクション間の公平性等についての検討、改善は重要である。これまでにもTCPの輻輳制御方式についての検討は行われているが、それらの多くはコンピュータ上のシミュレーションによる評価にとどまっている。そこで本稿では、解析的な手法を用いてTCPの輻輳制御方式におけるコネクション間の公平性及び安定性についての検討を行う。検討の対象には従来のTCP Tahoe、TCP Renoに加え、高スループットを期待できるとして最近注目されているTCP Vegasについても評価を行い、TCP Vegasにおいてはコネクション間の公平性が保てず、特に後から加わるコネクションについては不公平性が大きくなることを解析的に示す。また、TCP Vegasにおけるコネクション間の公平性を保つ改善方法を提案する。
- 1998-03-20
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