階層型神経回路におけるカオスとシュレディンガー方程式の類似性および軌道の確率密度分布の計算精度
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
脳でカオスが発生していることが知られている。またカオスは有機的にそのアトラクターを変え、心理的挙動とも整合する。同時にカオスは量子力学的に振る舞いシュレディンガー方程式で表わされることが知られている。ここでは、神経回路でのカオスがいかにシュレディンガー方程式に表わされるか、およびその意味を考える。アトラクターの替わりにシュレディンガー方程式等によりカオスを解析するとき、アトラクターの大きさや形のみでなく、アトラクターの中の確率密度分布を取り扱うことができる。特にフィードバックを持ったループ結合の固有値ーこれは興奮性細胞の入出力関数とシナプス電気伝導率等に依存する。ーは、確率密度分布の精度を決定する。脳のある部分が、この確率密度分布の精度をモニターできるような場合には、この精度は、この場合の判断に重要な信頼性の情報になる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-24
社団法人電子情報通信学会 | 論文
- 福井大におけるCWジャイロトロンの開発(電子管と真空ナノエレクトロニクス及びその評価技術)
- 適応的拡散制御を伴うパーティクルフィルタを用いた頭部姿勢推定システム(顔・身体動作認識, 画像の認識・理解論文)
- 複数の計算量仮定を組み込んだメタ帰着技法による安全性解析 : ElGamal暗号の場合
- A-7-29 パスワードベース認証付き鍵交換の安全性における(不)可能性(A-7. 情報セキュリティ,一般セッション)
- 多重リング構造のk-out-of-n署名の修正提案(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)