距離型cosネットワークの学習能力
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概要
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本稿では, 入力と重みの差の二乗和を入力, cos関数を出力関数とする距離型cos素子を提案する. この素子により構成される階層型ネットワークは, 学習が高速で収束率が高いという特徴を持つ. 学習アルゴリズムにはバックプロパゲーション(BP)法を用いる. 距離型cosネットワークを計算機上でシミュレーションし, nビットパリティ問題と1変数関数の近似問題を学習させてその特徴を調べた. その結果, 従来の積和型シグモイド素子によるネットワークと比べ, 学習速度および収束率において優れた結果が得られた. また, 1変数関数の近似問題に対しては, シグモイド素子によるネットワークと同程度かそれ以上の汎化能力を持つことが示された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-19
著者
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