マルチチップシステムによる脳視覚階層処理の実現
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生体視覚系は,超並列の回路構造により複雑な視覚環境に対し,高速にそして柔軟に対応することができる.最近,生体の並列画像処理機構をアナログCMOS集積回路により模擬したシリコン網膜の研究が盛んに行われるようになってきた.我々は既に網膜の詳細な生理学的知見に基づいたシリコン網膜を開発している.しかしながら,単一のチップで脳視覚系を模倣した高次処理を実現しようとすると,各画素の処理回路が大きくなり,そのため空間解像度が低下してしまう問題が発生する.そこで本研究では,単一のチップで行っていた処理を2つのチップに分けるマルチチップシステムの構成を採ることで,この問題を解決した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-03-12
著者
関連論文
- 蓄積容量変調による広ダイナミックレンジシリコン網膜
- 視覚モジュールを階層的に統合した脳型両眼ロボットビジョン
- ロボットビジョンを用いた脳内両眼立体視機構のエミュレーション(ニューロハードウェア,ニューロハードウェア,一般)
- 色恒常性をもつシリコン網膜システムの検討
- シリコン網膜とFPGAを用いた実時間並列画像処理(イメージセンシング技術とその応用)
- 脳模倣型ロボットビジョン
- 脳型ロボットビジョンの開発
- シリコン網膜を組み込んだ並列人工視覚システム
- 輪郭と動きの情報統合による初期視覚情報の抽出アルゴリズムとその集積回路化
- アナログ・ディジタル混在型視覚システムによる実時間画像処理