VIPA型可変分散補償器
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概要
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超高速長距離WDM光伝送システムでは送信機でディジタル信号として送信した光信号が,光伝送路で生じる波長分散による波形劣化のためにディジタル信号として認識できなくなってしまう問題がある.現在の光伝送システムは分散補償ファイバ(DCF)などによって波長分散を補償しているが,システムの大型化,高コストに加えて,次世代のシステムとして期待される40Gbit/sシステムではファイバ敷設環境の温度変化などによる波長分散の経時変化のために,分散補償ファイバでは最適分散補償値に追随できないという問題がある.これらの問題を解決するために筆者らは小型でかつ,可変分散補償が可能な光デバイス-Virtually Imaged Phased Array(VIPA)を用いた可変分散補償器の開発を進めている.本稿では,このデバイスの動作原理,光学特性について学生の方々,他業種の方々にも理解できるよう紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-01
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