最適平面近似のための双3次Bezierパッチの分割法
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概要
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本論文では,コンピュータグラフィックスにおけるレンダリングや交線計算などの処理を高速化するため,自由曲面を効率良く平面分割する手法を確立することを目的とする.すなわち,4分木データ構造を用いて,いかにすれば最適な,パラメトリック曲面の平面パッチによる近似が得られるかを考える.具体的には,パラメトリック曲面を(A)パラメータ空間で一様に分割する方法,(B)パラメータ空間で中点を用いる方法,(C)近似的な曲率的大点を用いる方法および(D)曲面定義ネットを利用して分割点を定める方法について調べる.これらの手法のうち,(C),(D)が筆者らが新たに提案している手法である.各手法を適用した結果得られる曲面分割図をもとにして,それぞれの分割木の深さや葉の数について評価し,得られる平面近似の近似精度について論じる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25
著者
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