製版用カラースキャナの入力周波数特性の検討
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概要
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製版用カラースャナ自体がブラックボックスであり,装置の入出力周波数特性が把握できない.現在,製版装置間の画像データ交換や他分野の装置で入力した画像データをカラースキャナに取り込む指標となるものがない.本論文は,これらの点を解決すべく製版用カラースキャナの入力光学系の周波数特性を表す式を導き出した.この入力光学系には,入力アパーチャ(開口)のフィルタと網点発生に関係した低域通過特性が組み込まれていることを明らかにした.この低域通過特性は,照明開口の効果で作られており,スクリーン線数(網点の周期:lines/inch)や網点を形成するドット密度の発生に関係していることを明らかにした.本手法は,すべての製版用カラースキャナにも適用できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-25
著者
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