空間的制約の伝搬に基づく定性的空間構造の同定
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概要
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本論文では, ランドマークの定性的な位置関係を表現する空間モデルを幾何的な制約を用いて獲得する手法を提案する.空間モデルの獲得は次の手順で行う.(1)ランドマークとその間を移動する物体の運動の関係を観測する.(2)直線によって分割可能なランドマークの組を得る.(3)得られた分割をもとに, 本論文で提案する, ランドマークの位置関係を表す3点制約を得る.(4)3点制約から新たなランドマークの分割を得て, 制約を伝搬させる.この手法を, 多数の視覚センサからなる分散視覚システムにおけるセンサの定性的な位置関係の獲得に応用し, シミュレーションによってその有効性を検証した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-25
著者
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石田 亮
京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻
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十河 卓司
京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻
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石黒 浩
京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻
-
石黒 浩
大阪大学大学院工学研究科
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十河 卓司
京都大学情報学研究科
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十河 卓司
日本電気株式会社インターネットシステム研究所
-
十河 卓司
京都大学大学院情報学研究科
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