統計調査に基づく文字列パターンを用いた日本語文自動分割
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概要
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ワードプロセッサは低価格化, 高性能化によって広く一般に使われるようになり, 日本語の文章を書いたり修正したりという作業は比較的容易に行われるようになってきた. しかし, 一方で, 文章を解析したり解釈したりする場合には自然言語のもつあいまいさのために処理が遅かったり, あるいは精度が低かったりということがある. 日本語の場合には文が単語ごとに区切られていないことから, 計算機で処理しようとする場合最初の段階で単語に区切る, すなわち文節区切りの処理が必要である. 今まで計算機を使って文節区切りを行おうとする場合, 膨大な単語を登録した辞書を人手で用意してきたが, 対象とする分野が異なったり, 造語が増えたりするたびに辞書を修正する必要があった. ここでは人手を用いずに, しかも大規模な辞書も用意することなく, 平仮名と漢字の組合せの統計的な性質を用いて高精度の文節区切りを行う手法について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-25
著者
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