液晶超解像光学素子と光ピックアップへの応用
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概要
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光学系の瞳に遮蔽マスクや位相マスクを設置すると回折限界より細い光スポットが得られ超解像技術の一つとして知られている.しかし超解像特有のサイドローブで三山のスポットとなり実用化への妨げとなっていた.そこで直交直線偏光による超解像と偏光フィルタによるサイドローブ除去を考案し,液晶素子を用いて容易に実現できる事を調べた.直線偏光が液晶素子で直交直線偏光群に変換され超解像効果が発生する.このときサイドローブはメインローブと異なる方位の直線偏光に変換され,偏光フィルタでサイドローブが除去可能となる.実験ではほぼサイドローブのない回折限界より20%以上細い光スポットと40%以上の光利用効率が得られた.応用として1レーザによるDVD-CD互換ピックアップや回折限界を越える高密度記録を提案する.
- 1999-09-24
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