線形予測を用いた可変帯域割当プロトコルの検討
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概要
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衛星回線を利用した高速データ通信を実現することを目的として、アクセス方式としてはTDMA方式を用い、トラヒックの変動に応じて帯域を可変に割り当てることにより衛星回線の使用効率の向上と最大セル遅延の減少を同時に実現可能な可変帯域割当アルゴリズムの検討を行っている。しかし、従来のアルゴリズムは、制御回数の増加、最大セル遅延保証帯域の確保など線形予測誤差が原因と考えられる問題がある。そこで、従来のアルゴリズムに対して、予測誤差を考慮した誤差補正を行う修正提案を行った。また、この修正アルゴリズムを計算機シミュレーションにより評価し、本修正が最大セル保証制御の制御回数を大きく減少させること、正負両方の誤差情報を用いた予測誤差補正により従来アルゴリズムよりも高い衛星回線の使用効率が得られることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-25
著者
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