効率的なRAIDのアクセス順序決定のための完全二部グラフのcluttered orderingの構成法
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概要
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RAIDとは,ディスクの読み込み・書き込みを複数のディスクで並列に行うことにより,処理速度と安全性を高める技術である.プロセッサ速度の進歩によって動画像データや大容量データベース等の大きなファイルを高速に処理することが求められる現在,ネットワーク構築やサーバには欠かせない技術として,重要性を増している.アクセスコストを低減するために,RAIDのinformation diskとcheck diskを完全グラフの辺と頂点に対応させてinformation diskの順序付けを考察するcluttered orderingという概念が,Cohen等(2001)によって導入された.Mueller等(2004)は,二次元のRAIDを完全二部グラフに対応させることで,数理モデル化をおこなった.本稿では,Mueller等の研究をさらに発展させ,効率的なRAIDを構築するために,完全二部グラフのcluttered orderingの構成法について報告する.
- 2004-12-03
著者
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