画像のベクタ場による興味推移に基づいた saccade の導出(ヒューマン, ITS 画像処理, 映像メディア及び一般)
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概要
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画像と注視対象の印象は相関がある.本研究では, 注視対象は興味の生じた対象であると考え, 人間は無意識的な視線移動から画像情報を取得し, 視覚的興味が注視点を決定すると仮定する.このとき、その注視点の興味度の高さが印象に影響を及ぼすと仮定する.影響力の強さを視覚的興味における重要度とし、その局所性を考慮した適応的画像処理技術の利用が可能となる.本稿では, 画像の輝度分布から輝度勾配ベクタ場を生成する.次に, 輝度勾配ベクトルの方向情報を基に情報推移の追跡を行い, 追跡されたベクトル群を1次元連結として色彩変化の連続性を考慮する.そして, 1次元連結に対し等パワー間隔に目盛り付けし, 各ベクトルの2次元連結として幾何構造の連続性を考慮する.本手法を画像に適用し, 興味推移に沿ったsaccadeの導出実験の実験を行う.最後に, 実験結果を踏まえ、注視点の導出について検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-01-27
著者
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