光符号ラベルとそのフォトニックネットワークへの応用 : 光グリッドへのアプローチ
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概要
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将来のフォトニックネットワークでは, グリッドコンピューティングや広域分散SAN(Storage Area Network)などのネットワークアプリケーションが, 『光グリッド』という新しいネットワークプラットホーム上に実現されるであろう.この光グリッドに向けた研究課題として, 可変容量光パスと高速光パス設定の二つを取り上げ, 筆者らの最近の研究成果を紹介した.これらには, 光符号ラベルあるいは光符号分割多重という『光識別子』がキーの役割を果たしている.光符号ラベルの識別は光相関演算であり, 光速で実行できることが最大の利点である.可変容量光パスとして, 光符号ラベルパス及び光符号分割多重パスの二つの可変容量光パスの概念を紹介し, それぞれの光クロスコネクトのアーキテクチャを示した.1本の波長パスの帯域を分割し, いくつかの光パスを設定したときの実効的な総容量とパス数の関係に関するシミュレーション結果を示し, 適用領域を明らかにした.次に, 光符号ラベルを付与した制御パケットを用いる光パス設定方法について述べた.ルーチング情報を光符号ラベルにマッピングした制御パケットを送信ノードから受信ノードまで送信し, 波長情報の収集と予約を行うプロトコルにおいて, 光領域におけるこの制御パケットの超高速処理の実現方法を示し, 原理確認のために行った実験結果を示した.
- 2005-02-01
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