半導体結合2重量子井戸構造におけるコヒーレント電子波伝導

元データ 1995-04-20 社団法人電子情報通信学会

概要

強結合グリーン関数法を用いて、結合量子井戸・細線構造内における電子波のコヒーレント伝導について理論的に解析を行った。その結果、外部電界などによって導波路間の結合を制御することにより、導波路間の透過確率を0.02から0.95にスイッチングできることを示した。また、非結合層・結合層間にポテンシャル勾配を設けることにより、スイッチング特性が改善されることを示した。さらに、散乱体(組成比のゆらぎ・イオン化不純物・界面のラフネス)の透過特性への影響についての考察も行った。その結果、組成比のばらつきに由来するわずかな障壁高のゆらぎは透過特性をあまり劣化させないのに対し、非対称なポテンシャル形状を有する散乱体は透過特性を大きく劣化させることが明らかになった。

著者

平川 一彦 Jst-crest:東大生研:東大ナノ量子機構
平川 一彦 東京大学生産技術研究所
生駒 俊明 東大 生産技研
生駒 俊明 東京大学生産技術研究所
鈴木 信也 東京大学生産技術研究所
平川 一彦 東京大
Henrickson L.E. メリーランド大
生駒 俊明 テキサスインスツルメンツ筑波研究開発センター(東京大学生産技術研究所客員教授)

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