30GHz帯,150Wヘリックス形進行波管
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概要
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衛星通信地球局用或は北米で運用され始めたLMDS用として動作周波数27.5〜30G Hzで飽和出力150W,小信号利得60dBを有するへリックス形進行波管を開発した.この進行波管は,CADシミュレーションによりへリックスピッチプロフィールの最適化を行い,ビーム効率を損なうこと無く,BWOの抑制と位相歪みの改善を図っている.また,消費電力を低減するために,最適化した電極構造を有する2段コレクタを採用している.試作の結果,へリックス電圧12.5kV,カソード電流122mAで動作周波数29.5GHzにおいて飽和出力163W,小信号利得60.8dB,飽和出力時のビーム透過率99.8%,合成出力20W時の三次混変調歪積が-28.8dBc,総合効率40.6%の性能を達成した.
- 1996-12-12
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