空間フィルター併用光波コヒーレンス映像法高周波散乱成分除去効果

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概要

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生体等の散乱媒体を透した物体の透過像を再生することを目的とし、従来のヘテロダイン検波を用いて透過像を得るように、物体に対して測定点を機械的に掃引する必要もなく、ビームを測定物体より大きくして照射し、画像間の演算により簡単に像の情報を取り出すことのできるマッハツェンダー干渉計型の光波コヒーレンス映像法に、新たに空間フィルターを併用することによる散乱光除去効果の検討を行った。物体を透過した散乱光を参照光と干渉させ、干渉が強めあっている時から、参照光の光路差をλ/2だけずらし干渉が弱めあっている時の画像を減算し、多数回の蓄積を行うことにより、像の情報の乗っている干渉成分だけを取り出し、空間フィルターと再回折光学系を併用することにより、散乱成分の高周波成分が除去でき、より鮮明な画像化ができるのを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-08-28

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