1.9GHz帯PCS携帯電話用小形一体成形誘電体デュプレクサ
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概要
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1.9GHz帯CDMA方式の携帯電話に求められる低挿入損失、高減衰量の小形誘電体モノブロックデュプレクサを開発した。ステップインピーダンス共振器と励振孔を使用して減衰極を最適化することにより要求特性を実現できた。また誘電体ブロック1つで構成されているため優れた生産性と高い信頼性をもつ。ブロック全面が電極で覆われており電磁漏洩がけとんど無い構造となっているため高密度表面実装に適している。試作したデュプレクサは体積1.2cm^3で従来品の約40%に小形化でき、送信フィルタの挿入損失2.36dBで受信帯域減衰量38dB、受信フィルタの挿入損失3.4dBで送信帯域減衰量49dBを実現した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-07
著者
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