Au-MoS_2複合膜の構造とエネルギーギャップの測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
RFマグネトロンスパッタ法を用いてマイカ劈開面上にAuとMoS_2の同時スパッタを行い、Au-MoS_2複合膜を作製した。300℃以上の加熱基板で成膜した複合膜ではマトリックスのMoS_2が[00.l]繊維構造をとり、その中に(111)[111]_<Au>//(00.1)[00.1]_<Mos_2>の関係を保って平均サイズ2〜3nmの極めて薄いAuクラスターが埋め込まれる。Au-MoS_2複合膜の平均サイズとクラスター間の平均距離は成膜時のAu線の数で制御できる。直流2端子法を用いて抵抗を測定し、Ln(R/R_<200>)と1/Tとのプロットから複合膜の等価的なエネルギーギャップWiを求めた。埋め込まれるAuクラスターの相対量の増加に伴い、Wiは0.22eVから0.14eVへと減少が認められた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-22
著者
関連論文
- 28a-G-2 アモルファスSb超微粒子の結晶化におけるサイズ効果
- マイクロ波プラズマを用いたガス蒸発法による窒化物超微粒子の生成(粉体小特集)
- 28a-J-4 AlN超微粒子の生成に及ぼす混合ガスマイクロ波プラズマの効果
- 放射化学的手法によるテルミット反応生成物の化学的同定
- 電子ビーム加熱を用いたガス蒸発法による高融点物質の超微粒子の生成とその焼結
- 電子ビーム加熱を用いた反応性ガス蒸発法による窒化物超微粒子 : 気相成長
- Si(111)7×7表面上のCaF_2成長のRHEED観察
- 反応性ガス蒸発法によるIIIa, IVa, VaおよびVIa属の窒化物超微粒子の生成(粉体小特集)
- 電子計算機による塗料の色合わせの研究
- 粗面試料の回転測色
- 高速ガス流中蒸発法による薄膜および微粒子の成長
- ガス蒸発法による高融点金属の超微粒子生成
- Au-MoS_2複合膜の構造とエネルギーギャップの測定
- Au-MoS_2複合膜の構造とエネルギーギャップの測定
- 12p-N-6 ガス蒸発法によるタングステン超微粒子の生成
- 30p-F-4 ガス蒸発法TiNおよびAlN超微粉の圧粉・焼結特性
- 電子ビーム加熱を用いた反応性ガス蒸発法によるTiN, ZrN, HfNおよびAIN超微粒子
- 4a-C-8 電子ビーム加熱を用いたガス蒸発法による高融点金属超微粒子